クールビズでも着こなしの基本は同じです

昨今はクールビズとかで、服装に関しては寛大な感じがしますが、決して基本が変わった訳では有りません。基本は勘違いしないで頂きたいですね。具体例を見てみましょう。

◆写真のマネキンですが、着こなしがなってません。違和感を感じませんか？それでは何処が変なのか？首元から爪先までサァ～と流し見して判断できなかったら？サラリーマンとして恥ずかしい。営業マンなら失格レベルですよ。

1)ネクタイが短過ぎます。適正な長さはベルトのバックルに掛かる長さ（デブを除く）です。ネクタイで涼しさを表現したいなら、白いシャツにパステル系のイエローかピンクとかが良いでしょう。素材はシルクが無難です。
※ネクタイに防水スプレーすると長持ちします、ラー油も弾きました。
　　　

2)靴がローファーは内勤者ならＯＫですが、営業マンならプレーントゥやウイングチップの様な、紐靴が基本になります。
　　　

3)靴の色が茶色は基本的には駄目です。ベージュや茶系のパンツならＯＫですが、写真は紺のパンツです。しかもベルトは「黒」でしょ！全くセンスが無いです。紺＝ダーク系＆ベルトと、色を揃えましょう。
　　　

4)シャツがパステル・ブルー：パステル系のシャツはギリギリでセーフですが、営業や重役なら迷わず「白」を選択しましょう。Ｙシャツとは「 White Shirt 」なのですからね！
それとサイズがＳ、Ｍ、Ｌ、ＬＬ表示の規格品が多いですが、首周りと袖の長さを計ってもらって、店で買う方が良いでしょう。私は首周り：38cmの袖丈：80cmがピッタリでした。

※できれば着替えを一式、社内に常備しておきましょう。営業前にコーヒーを溢したら？昼食のカレーうどんでカレーが跳ねたら？ラーメンを溢したら？即、着替えられます。それなりの役職の方（上場企業の総務とか）なら、礼服一式も常備かもしれません。

5)パンツ（スラックス）が短過ぎます。写真の着こなしでは「ツンツルテン」です。真っ直ぐに立って靴の踵か、踵手前が基本の長さです。店で仮留めしても長さは必ずズレます。
スラックスの長さ決めには、ちょっとしたコツが有ります。仮止めしたら股下を計ってもらいます。そして股下：73.5ｃｍとかキッチリと「XX.xcm」と指定するのです。これだと「言い訳」出来ないのでピタリに仕上ります。私の通常の股下は73.5cm、裾の幅が広いと73cm、サスペンダーで履くなら75cmに指定してました。
　　　
※個人的にはサスペンダー派で、ベルトは夏だけでした。Ｙ字より、収まりが良いＸ字タイプが、お薦めです。

6)白いソックスは学生まで：マネキンは素足の様ですが、本当に素足なら論外！一発ＯＵＴです。もし、ソックスが「白」なら営業マンとしては論外・失格です。朝、履くソックスが「白」系しか無かったら？出社前または営業外出した際、コンビニでソックスを買って即、履き替えましょう。基本はパンツと同系色、または靴と同系色なので、紺ならソックスも紺、グレーならソックスもグレー、黒やチャコールなら黒です。それ以外のパンツ（スラックス）なら、靴と同系色の黒が無難な色です。
※出来れば社内に1～2足、新品を置いておきましょう。接待で座敷だと～臭うでしょ？デートでも然りです。余談ですが、電動髭剃りも置いてました。夕方には髭が伸びるし、徹夜したら必要でしたから…。
　　　

※もし、白いソックスが許されるとしたら、上下が白のスーツで靴も「白」の場合に限ります。よって、ビジネスマンや営業マンとしては考え難い服装になります。マフィアのボスならピッタリかも！白いソックス（キラキラのスパンコール？）が似合うのは Michael Jackson ぐらいでしょう。彼なら、白い帽子を被ってもＯＫですけどね！

【余談】20年前の夏でもクールビズ的な事は言われてました。実際の営業先で「ネクタイを外してきた、外している営業マンは居ましたか？」と聞いたら「居ません！」即答でした。時代は変わってきましたね。